ホームページ(Webサイト)の写真はとても重要で、写真のイメージが企業イメージに直結するといっても過言ではありません。
そのホームページ用の写真撮影する場合、「ただ素敵に写真を撮影すればいい」という姿勢だと撮影がスムーズに進まないばかりか、求めている写真すら撮影できなくなってしまいます。
事前の準備に時間をかけることで、撮影がスムーズに進み、イメージ通りの写真を撮影することができます。
事前準備ってどんなことをしたらいいの?
カメラマンの高柳が、撮影するべき写真の事前準備について詳しく解説していきます!
コンセプトとデザインの確認
ホームページがどんなコンセプトで、どんなデザインなのかを確認します。
ホームページを新しく作る、もしくはすでにあるホームページの写真を撮り直す場合も同様です。
明るくて優しい雰囲気、かっこいい、クール、かわいい、スタイリッシュ、男性向け、女性向け、などなど…まずはホームページのコンセプトやデザイン、雰囲気を確認します。
どんなに素敵な写真が撮れたとしても、コンセプトと違っていたらホームページ印象は大きく変わってしまいます。
- 明るくて優しい雰囲気がコンセプト→❌写真だけクールでスタイリッシュ
- かっこいい雰囲気がコンセプト→❌かわいくふんわりした写真
- 女性向けのホームページ→❌男性っぽいカタい写真
ホームページを新しく作る場合
ホームページの制作を外注しているのであれば、事前にデザイン案を確認させてもらいましょう。
そのデザイン案をもとに写真撮影を行います。
すでにホームページがある場合
すでにホームページがあって写真を差し替える場合は、今のホームページのコンセプトに合った写真を撮影します。
撮影カットを確認する
ホームページのコンセプトを確認したら、必要な撮影カット(撮影すべき写真)を整理します。
「ただ素敵に写真を撮影すればいい」という考え方ではホームページのコンセプトに合った写真を撮影することはできません。
その際、事前に撮影イメージを固めたり、サンプル写真を集めることは大切ですが、闇雲にイメージ作りをするだけではせっかくの準備が活かされません。
こちらの記事もあわせてご覧いただくとより効果的です。
デザインに合わせて、どこにどのような写真が必要で、具体的に何カット必要なのかを確認します。
とりあえず素材の写真はたくさんあったほうがいいのでは?
撮影現場であれもこれもと必要ないカットを撮影していると時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
以下のように、大まかでもいいのでタイムスケジュールを作っておくとスムーズな撮影が行えます。
12:00〜12:30 | 打ち合わせ・撮影準備 |
12:30〜13:30 | スタッフ集合写真・個人のプロフィール写真 |
13:30〜14:15 | イメージカット撮影 |
14:15〜14:45 | 内観外観撮影 |
14:45〜15:00 | 片付け・撮影終了 |
人物撮影→人物を含むイメージカット→人物なしの内観外観撮影、といった流れがスムーズです。
人物撮影なら人物撮影をまとめたほうが写真の雰囲気に統一感が生まれますし、セッティングに掛かる無駄な時間をなくすことができます。
フリー素材は使わない
こちらはホームページ用の写真についてのアドバイスですが、フリー素材の写真を使わずに、出来るだけ撮り下ろしのオリジナルの写真を使用するようにしましょう。
フリー素材の写真が使われている会社のホームページや病院・サロンのホームページをよく目にしますが、「どこかで見たことある写真」が使われていることによって、個性の弱い「どこかと同じようなホームページ」になってしまっています。
ホームページにはできるだけ実際に撮影したオリジナルの写真を使用するようにしましょう!
まとめ
ホームページの写真撮影では「ホームページのデザインとして映える写真を撮影する」という点が最も重要です。
どんなに素敵で良い写真が撮影できたとしても、ホームページのコンセプトやデザインに合わない写真はチグハグな印象を与えてしまいます。
そのためにも事前に自分たちのホームページを理解した上での準備が必要になってきます。
慣れない作業で大変だと思いますが、そのぶん素敵なホームページに仕上がった時は感動するほど嬉しくなってしまいますよ!
撮影は準備から始まっています。
カメラマンと一緒に協力して素敵なホームページを作っていきましょう!
写真撮影前の準備について参考にしてみてください。。